スタッフ/MVパートナー便り

ADHD当事者日記1 <自覚することで動き出す> ~さゆり~

みなさま、こんにちは、MVスタッフのさゆりです!
 
今日から私、さゆりが担当する新シリーズのブログがスタート致しました!
 
タイトルをご覧になり、「ん?」 と思われた方、はい。
お気づきの方もいらっしゃったかと思いますが、
“ADHD当事者” とは私のことです。
 
『大人の発達障害』 という言葉を良く見聞きするようになりましたが
私自身も自分がADHDであると判明したのは大人になってから。
 
キッカケはMVスタッフになってから、
私の様子や仕事ぶりをご覧になったお二方から病院を薦めていただき
受診して判明しました。
 
今は 『発達障害』 という言葉や症状について認知されてきているとはいえ
自分がその当事者であるという事実を受け入れには相当の葛藤がありました。
 
正直、
「どうして私がこんな目に合わなきゃいけないの」
「私の苦しみなんてわかるわけがない」 なんてことも思いました。
 
でも・・・
 
 
『発達障害』 である自分を受け入れていく中で、
自分ばかりが大変だったわけじゃなく、
むしろ、まわりの人たちは当事者以上にきっと
もっと、もっと大変だったに違いないと、
今まで、たくさんの人たちを振り回し、
嫌な思いをたくさんさせてきてしまったのだと、
そして
理解を示してくださった方々のあたたかさ、有難さに
気付けたことが、私にとってとても、とても嬉しい変化でした。
 
 
【ま~やのコメント】
発達障害を“自覚”することは当事者のためだけでなく
周囲の方々のためでもあり、当事者と周囲の方々を結ぶ”コネクタ”の役割を担います。
発達障害の”自覚”なしに
当事者の葛藤や生き辛さの“解消”、
自分の過去と現在、自分の存在を正しく”認知”することは不可能です。
“自覚”なしに
望みの未来や自分像を描けば描くほどに現実とのギャップを感じて
”自己否定”が激しくもなっていくことでしょう。
発達障害の”自覚”は避けて通れないものだと思っております。
そして、周囲の方々への表明なしに
周囲の方々の“理解”と”協力”を得ること、お互いが“歩み寄る”ことは不可能です。

 
 
そして、ようやく
こうして公の場で表現していきたいと、
自分が経験してきたことちゃんと活かしたいと
思えるまでになりました。
 
 
おそらく、ここまできてようやく
“自覚した”
になるのだと、思いました。
 
 
病院で診断を受け自分が発達障害であると
“知る” ことはもちろん大事ですし、
知らないことには先には進めませんが、
 
知られることを恐れたり
隠そうと必死になる段階ではまだ
“自覚した” ことにならないのだと
“自覚した” 今、そう思います。
 
 
そして “自覚した” かどうかはすぐわかります☆
 
澄み切ったようにすごく気持ちが、自分自身が
とても楽になるから。
 
ちなみに今の私は、
ブログでこんなこともあんなこともお伝えしたい!!
と、ワクワクの泉が溢れるようなワクワクっぷりです♪
これからがすごく楽しみです!!
 
 
なので、タイトルの
~自覚することで動き出す~ は、そういうことなんです。
 
“自覚した” にまでならないと
結局ずっとその場で止まったままなんだと、
“自覚した” から動き出すのだと、
経験を通して感じたことを
シリーズの最初にお伝えさせていただきました。
 
 
【ま~やのコメント】
彼女が診断を受けたのは数年前ですが、つい先日まで否定感があったようで、
なかなか自分から口にすることはありませんでした。
『願望実現寺子屋』等でお話しているように、
本当はこのことを活かしたほうが自身のためになります。
何かを隠し、見せかけの人生を、表面的な成功のみを追いかけるとおかしなことになるからです。
しかし、昨年暮れにもう一つの問題(これは現時点では差し控えさせていただきます)が
解消したことがきっかけか、『自分の体験を活かす生き方』に目覚めたようです。
『自分だけの貴重で特別な体験』を『どこかの、どなたかのために活かせる人生』は
自分の癒やしにもなり、『嘘偽りのない本物の幸せ』を手にする人生となります。
 
今回、本人の口からこのような内容のブログを書いてみようと思うと提案があり、
嬉しく参戦?した次第です。
 
MVが『発達障害』『精神障害』を間近で見て、蜜に関わって、すでに5年と半年が経ちました。
そして、MVには病院の診察室にも、専門家が書く書籍の中にもない
職場生活における”生”の体験からの数々の学びがあります。
 
このような貴重な体験をさせてもらったお陰で
『発達障害』『精神疾患』への深い“理解”と”知識”、
当事者たちへの”配慮”の仕方など
生の体験から得た”智慧”は計り知れないものとなりました。
 
そして何よりも、当事者たちに自覚してもらうまでの職場生活では
ほんと色々なことがありました(笑)
(彼女の問題だけではなく、同時に他の人間の問題も勃発していました。)
 
でもそのお陰で人として大変”大きく“させてもらいました。
そして自身の人生になぜこのような体験が入り込んできたのかを
深く”自問自答”することもさせていただきました。
人を”育てる””導く”ということを『簡単ではない形』でさせていただくことも出来、
人間としてこれまた“大きく”させてもらいました。
それくらいに”小さい”人間だったのかもしれません。
「お前たちはこれくらいの体験でもして大きくなりなさい」と
宇宙からのギフトだったのかもしれません。
そして、そんな彼女たちは私達を大きくさせようと
宇宙から派遣された(笑)”先生”だったのかもしれません。
そう思うと本当に感謝です。「ありがとう!」

 
 
 
さて!次回から
「ADHDの症状は主に~~、私の場合は~~」
と具体的な症状について触れていきたいと思いますので
どうぞお楽しみに!!!